事業紹介

まち歩き安心サポートシステム事業

山形県長井市

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  • 地域未来構想20
  • オープンラボ

事業の概要

まち歩き安心サポートシステム事業
  • 事例集番号

    -

  • 地域未来構想20

    -

  • 事業実施時期

    令和2年6月~令和3年3月

  • 総事業費

    5,000千円

スマホの位置情報を利用した観光情報アプリを開発し、利用者の位置情報から、付近の加盟店舗情報をプッシュ通知でお知らせ等ができる仕組み “おたがいさまネットワーク”を構築しました。アプリでは、利用者が立ち寄った加盟店で利用できるクーポンを取得することができます。加えて、利用者の来店履歴を記録することもでき、 万が一、長井市で新型コロナ感染者の発症が発覚した場合、感染者が利用、登録した施設・日付・時間帯を割り出し、接触の可能性のある利用者へ、メールや電話でいち早く連絡することで、感染拡大を抑えることができます。また、コロナ禍においても市内の飲食店需要を高めると同時に、副次的な効果として、店舗利用客・観光客の動向等のデータ収集・解析を、個人情報を取得せずに行うこともできます。

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事業の背景

緊急事態宣言解除後においても、依然として市内飲食店等が安心して利用できない雰囲気があり、これを打開する必要がありました。そのような中、長井市では、『経済を止めるな!』『新型コロナ感染拡大をさせるな!』『感染者を悪者扱いしない!』というの3つの信念のもと、お店もお客さまも“おたがいさま”であるという気持ちで強いスクラムを組み、コロナ禍においても疲弊しない経済をつくるため、この事業に取り組みました。

  • 首長インタビュー

    内谷 重治
    山形県長井市長内谷 重治
    出身地
    山形県長井市
    早急に市民の不安を払拭し、市民の生活と市内経済の回復に取り組まなくては

    本市は、新型コロナウイルス感染症の感染者は確認されているものの、数は極めて少ない状況です。しかし、市民の方々の不安感は非常に強く、市民の方々の暮らしと経済への影響は甚大なものになっています。
    また、本市出身者は全国におりますが、ふるさとを思うからこそ帰って来られない状況が長く続いている状況も見えてきました。
    ポストコロナを見据えつつ、早急に市民の不安を払拭し、市民の生活と市内経済の回復に取り組まなくてはならないと思いました。


    市民の暮らしに寄り添う

    本市では「市民の暮らしに寄り添う」を念頭に、市民の生活を支える取り組みと市内事業者を支援する取り組みを表裏一体と考え、この2つに優先的に取り組みました。
    市民の生活を支える取り組みとしては、市民全員への不織布マスク配布による感染予防や、ながいのまちサポート商品券の配布、プレミアム付商品券の発行が挙げられます。その中で、地場産品による帰省自粛者応援事業などの本市出身者を応援する事業にも取り組みました。
    市内事業者を支援する主な取り組みとしては、中小企業緊急災害対策利子補給事業と信用保証協会保証料補給事業があります。両事業は合わせて400件を越え、本市にとって非常に大きな負担となりましたが、地域への経済不安が深刻になること無く、市民の生活回復に迅速に取り組むために欠かせないものでした。


    成人式ライブ配信事業 こだわったのは「双方向」

    本市では毎年8月15日に成人式を開催しておりますが、昨年の同時期は全国の自治体が成人式の開催で混迷しており、成人者の方や市民の方からの問い合わせが相次いでいる状況でした。これからの時代を生き抜いていかなくてはならない新成人に私たち大人が先を見据えて行動する姿を見せるべきだと考え、臨時交付金を活用することで、本市は全国でもいち早くオンラインでの成人式を開催しました。
     
    新成人全員がzoomで式典に参加し、会場の様子をYouTubeでライブ配信するという、全国でも珍しい双方向型のオンライン成人式を開催しました。
    コロナ禍の今だからこそ、成人者が「成人」という大切な節目を受け止め、これからの激動の時代に立ち向かっていくきっかけを設けることが必要だと思います。
     
    こだわったのは、「双方向」という点です。YouTubeでのライブ配信だけでは、新成人が参加したという実感を持てないと考え、zoomを併用して会場の画面に新成人の姿を映しました。
     
    また、帰省を自粛するコロナ禍の新成人を応援するため、地場産品を送付し、式典後にはRemoというシステムを使って「新成人の集い」を開催しました。新成人たちは地場産品に親しみながら恩師や旧友と再会を楽しみ、コロナ禍の只中にある新成人たちの励みになったのではないかと思います。
     
    加えて、「確固とした姿勢を見せる」という点もこだわった点です。コロナ禍の中であっても、できることに挑戦する姿勢を新成人に示したいと思い、中止や延期という選択肢をとる自治体が多い中で、本市は開催という選択をしました。


    大都市とは異なる、まちづくりの魅力

    長井市は、都市と農村が共存する歴史あるまちです。「水と緑と花のながい」と謳っているとおり、まちを囲む山々と最上川の雄大な景色、四季折々の美麗な花々といった豊かな自然に恵まれ、国の文化的景観に選定された歴史ある街並みも見ることができます。
     
    このコロナ禍で地方回帰の流れは急激に進みました。地方にはコロナ禍といった外的要因の影響を直接的に受けづらく、大都市には無い、人とのつながりや住民参画のまちづくりといった魅力もあります。
     
    Withコロナの時代だからこそ、地方の都市である長井のシビックプライドを様々な方に知っていただきたいと思います。


    今後を見据えたデジタル化

    本市が今後、経済危機、感染危機、気候変動がもたらす様々な危機にしなやかに、したたかに立ち向かえるようなまちづくりのために、デジタルの力が必要だと考えています。
     
    今年3月には、デジタル専門人材を派遣いただいているNTT東日本とスマートシティ実現に向けた連携協定を締結しました。今後は市全体のデジタル化を進め、誰もが安心して快適に、豊かに暮らせるまちを実現させたいと考えています。


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  • 担当者コメント

    深瀬 柊介
    地域づくり推進課 深瀬 柊介
    戸惑いながら進めた 初のオンライン成人式開催

    例年成人式の2か月前頃に成人式の開催を決定するのですが、コロナ禍で先の状況を考えながら動かなければならず、例年と大きく異なる状況に強い戸惑いがありました。
     
    成人式開催にあたっては、感染対策のために本市出身で市外に居住する参加者を把握する必要がありましたが、大学生など住民票と現住所が違う方も多く、例年市外からの参加者を把握しづらいのが実情でした。そこで、200名を越える対象年齢の方に参加の有無や現住所を確認しながら参加者の把握に努め、その情報を基に庁内で対応を検討し、オンライン開催が決定しました。
     
    本市にとってはオンライン開催自体が初めての試みであり、前例の無い中、非常に短期間で準備をする必要がありました。新成人が組織する実行委員会と関係者で協議やリハーサルを幾度も重ね、開催に至ることができました。
     
    工夫した点としては、セキュリティ対策です。参加者には開式の直前にzoom等のURLを送信し、新成人以外の方が入ることがないように随時チェックを行いました。部外者が入った場合は即時チェックし退出させる体制をとり、安全にオンライン成人式を行うことができるように工夫しました。


    課題に共に取り組むことができた

    成人式開催にあたって、新成人の代表者で実行委員会が組織されるのですが、開催方法の検討や当日の役割分担、新成人への周知の協力等、例年以上に実行委員の方と連携が重要でした。実行委員自身、大学がリモート授業であったり帰省を自粛していたりとコロナ禍の影響を大きく受けていましたが、成人式をより良くするために真剣に考えてくれました。
     
    行政も実行委員もオンラインの成人式が初めてという状況の中で、実行委員自らが「新成人の集い」に部外者が入っていないかチェックする役割を担うなど、オンラインならではの課題に共に取り組むことができたと思います。
     
    コロナ禍もそうですが、これから新成人の方々は色々なことを乗り越えていかなければならず、苦労されることも多いと思います。そんな中で、この成人式での経験が新成人の方々の心の支えに少しでもなればと思います。


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