事業紹介

リモートワーク受入態勢整備事業

長崎県五島市

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事業の概要

リモートワーク受入態勢整備事業
  • 事例集番号

    76

  • 地域未来構想20

    ⑬リビングシフト

  • 事業実施時期

    令和2年10月~令和3年3月

  • 総事業費

    25,656千円

事業の推進によって、リモートワーク等の体験により観光以上移住未満と定義されている関係人口の創出を促し、継続的な関係性を保つことで、地域経済の活性化だけでなく、移住・定住へ向けた段階的な体験を提供します。
また、新型コロナ感染症収束後、加速化が予想される都市部在住の方々の働き方や生活の質の見直しによる地方移住への流れに対応できる環境整備を実施します。
具体的には、市内で不足しているリモートワーク等の受入施設を民間事業者が改修・整備する際の補助を行うことにより、多様性のある施設の展開につなげ、リモートワークを行う方々のニーズに対応できる環境を整備します。
また、五島市内3か所のキャンプ施設(公共施設)のwifi環境の整備により、受入態勢を強化し、五島市の豊かな自然の中でのリモートワークを推奨することで、リモートワークの適地として全国へ広くPRします。

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事業の背景

コロナ禍において、都市部在住の方々が豊かな自然の中でリモートワーク等を行う事で、生産性の向上や生活の質を見直すこととなり、移住定住へ向けた大きなアプローチとなることが期待され、五島市では、昨年度からリモートワーク実証事業を行うなどリモートワークに関する取り組みを行っておりました。取り組みの中での課題として、リモートワークを行う施設が少なく、多様性のある施設の展開が求められていました。

  • 首長インタビュー

    野口 市太郎
    長崎県五島市長野口 市太郎
    出身地
    長崎県五島市
    首長職以前の略歴
    長崎大学経済学部卒業
    長崎県五島地方局長、水産部長などを経て、五島市長に就任(現在3期目)
    ※2022年1月時点
    コロナからの復活とデジタル化への取り組み

    五島市は、九州の最西端に位置する「国境離島」で、人口は約3万4,000人です。島の経済は、基幹産業である農林水産業と観光業が中心となって支えていますが、新型コロナウィルスの感染拡大による全国的な移動自粛により消費が低迷、また観光客が激減し、大きなダメージを受けました。これまで臨時交付金等を活用して、地域経済の回復、医療・検査体制の整備、感染リスクの低減等に取り組んでいますが、これからも「コロナからの復活」を目指して取り組みを強化していくことが喫緊の課題です。
     
    また、コロナ禍により、社会全体のデジタル化の必要性が高まっています。行政にとどまらずあらゆる分野での生産性の向上を図るうえで、デジタル化に向けた取り組みを加速させていくことは、重要課題の一つであると考えています。


    市民の生命や暮らしを守るために臨時交付金を活用

    臨時交付金については、市民の生命や暮らしを守る、真に支援を必要とするところに可能な限り速やかに行うこととし、活用させていただきました。
     
    まずは、本土に比べ医療体制がぜい弱で、重症化しやすい高齢者が多く住む島を守るため、臨時交付金を活用して医療・検査体制の強化、各種感染対策用品等の整備など、感染予防・拡大対策の強化を図りました。
     
    並行して、深刻な影響を受けた経済の分野においては、事業の継続と雇用の維持を図るための支援や市民にとって命綱である航路・航空路の運行事業の継続に向けた支援、プレミアム付商品券事業による消費喚起、観光需要の回復につながる取り組み、低所得のひとり親世帯への給付金の支給等に活用しました。
     
    そのほか、児童生徒の学びの保障やafterコロナを見据えた取り組みなどに臨時交付金を有効に活用させていただいています。


    afterコロナを見据えたリモートワークの環境整備

    新型コロナウィルス収束後に加速化が予想される、都市部在住の方々の働き方や生活様式の変化による地方移住への流れに対応できる環境整備を行う必要がありました。五島市では、2019年からリモートワーク実証事業を行うなど全国に先駆けて取り組んでいましたが、リモートワークに対応できる施設が少ないという課題があったため、本事業の実施により多様性のある施設展開が図られることに期待しました。
     
    また、五島市内3か所のキャンプ施設(公共施設)のWi-Fi環境を整備し、受け入れ態勢を強化、そして、豊かな自然の中でのワークを推奨することで、その適地として全国への広いPRが可能になると判断しました。


    リモートワークにとどまらない多様性のある施設へ

    公共施設については、五島市の直営事業として整備を進めましたが、市内で不足していたリモートワーク等の受入施設については、民間事業者が改修・整備する際の補助を行うことにより、多様性のある施設の展開につなげ、ワーカーの方々のニーズに対応できる環境を整備しました。
     
    その結果、5事業者5施設の整備が進むと共に、空き店舗活用の事例にもつながりました。民間事業者の運営により、リモートワーク施設としての活用だけでなくコミュニティスペースとしての活用も図られるなど、施設の多様性が広がったと思います。


    ワーカーも地元住民も利用できる場を目指して

    この事業は、現時点ではまだ山の5合目だと思っています。ハード面の整備だけでなく、運営も含めたソフト面の充実が必要不可欠であり、ワーカーと地域住民が触れ合うことができ、地域住民の方々もさまざまな場面で活用できる場所になれば最高ですね。そのために、市の観光ホームページ内に特設サイトを設置したほか、オンライン・オフラインを問わずさまざまなイベントに参加させていただくなど、今年度は地域内外の方々への情報発信に注力しました。今後とも、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、ワーケーションイベントを開催していきたいと考えています。


    美しい自然に囲まれて仕事を

    五島市の魅力は、遣唐使や潜伏キリシタン関連遺産等の歴史、周囲を海に囲まれ手つかずのまま残された豊かな自然、好漁場に恵まれた海産物だけでなく新鮮な野菜や米等の豊富な食文化であると思っています。
     
    なかでも豊かな自然は、withコロナ時代に必要な「密でない空間」が広がります。また、自然を体感することは、オンラインでは充足できない感覚です。実際に自然を体感しながら、仕事をして、仕事が終わった後は、多彩な食文化を楽しんでもらえればと思います。


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  • 担当者コメント

    長崎県五島市 地域振興部地域協働課 松野尾 祐二
    活用しやすい制度設計と積極的な情報発信

    民間事業者の施設整備が進むように、補助対象経費を通信環境の改善や工事請負費だけでなく施設用備品も対象にするなど活用しやすい制度設計にしました。補助事業創設後は、事業を有効活用していただくために、市のホームページに補助制度の内容について掲載するなど情報発信に努めました。また、事業完了後も市や県のワーケーション特設サイトへの情報掲載を積極的に行い、官民連携したリモートワーク受け入れ態勢の構築を進めました。


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