事業紹介

YORO SUPPORTER WORLD事業

岐阜県養老町

  • 首長インタビュー
  • 有識者コメント
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  • 活用事例集事業
  • 地域未来構想20
  • オープンラボ

事業の概要

YORO SUPPORTER WORLD事業
  • 事例集番号

    -

  • 地域未来構想20

    -

  • 事業実施時期

    令和4年5月~令和5年3月

  • 総事業費

    7,285千円

養老町に興味・関心を持つ方に対し、四季折々の自然、イベント、観光および物産などのこころ温まるふるさと養老の魅力や地域情報を広く発信し、養老町との末永い結びつきとその深化を図ることを目的とし、公式ファンクラブである「YORO SUPPORTER WORLD」を設立し、全国から会員(SUPPORTER)を募集する。
 
・町内の土産物店や飲食店などの事業者がフレンドシップパートナーとなり、店舗ごとに特典を設定し、来町した会員に対して「おもてなし」を行う。
・フレンドシップパートナーに関する情報や町内のイベント情報、観光情報などを公式ライン等により幅広く発信する。
 
設立初年度である令和4年度には、設立記念キャンペーンとして、町内の事業所で使用できる地域商品券電子版を付与するととにも、設立記念グッズを配布する。
今後は、町独自の決済アプリ「養老Pay」との連携による電子会員証の公布について、検討を進める。
また、町内を周遊するSUPPORTER限定ツアーを企画するなど、養老のより奥深い魅力に触れて、体験し、さらなるSUPPORTER獲得に取組む。

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事業の背景

新型コロナウイルス感染症拡大の影響による来町者の減少は著しく、イベント開催自粛もあり、町の魅力を発信し、興味・関心を持ってもらう機会が減少している。
コロナ終息後も人口減少が継続されることから、町内への誘客を促し、より効果的・効率的な情報発信により、YORO SUPPORTERを獲得することで、町内地域の活性化に繋げていきたい。

  • 首長インタビュー

    川地 憲元
    岐阜県養老郡養老町長川地 憲元
    出身地
    岐阜県養老郡養老町
    首長職以前の略歴
    養老町役場(企画政策課長、企業誘致・商工観光課長、特命事項推進監)に勤務後、養老町副町長を経て養老町長に就任(現在1期目)
    ※2023年2月時点
    飲食業、観光業、地域活動に打撃

    地域経済の影響は非常に大きかったと感じております。飲食店や観光関連事業者を中心に町内事業者の売り上げは大きく落ち込んでおります。事業継続も難しい状況にあったと思います。実際、仕出しなど多くの飲食店が廃業に追い込まれています。こうした事業者が減少することは、町の活力や魅力が失われていくことになると危機感を抱いています。
     
    もう一つの課題は、地域活動の縮小です。これまで築き培ってきた地域住民相互の結びつきや助け合いが失われていました。まちづくりは、人と人との信頼関係があってこそだと思っています。地域活動の自粛要請は本当に断腸の思いでした。


    4つの支援を軸に臨時交付金を充てる

    基本的な感染症対策の実施が全体のベースにあり、その上で生活や事業継続に困っている方々への支援、地域経済の回復活性化、デジタル化、子どもたちに対する支援を実施していくことを念頭に置いています。これら4つについては、優先順位をつけるのではなく過不足なく支援を行っていこうという思いです。さらには物価高騰、エネルギー価格の高騰という想定外の出来事も発生しているため、柔軟な対応を大切にしていきたいと考えています。


    町内事業者とともに取り組める地域ファンクラブ

    飲食店や観光業への打撃は移動制限による影響が著しいと考えています。感染対策として致し方ないことですし、今後の感染状況も気になりますが、地域経済の回復のため町外県内からの来訪者の増加は欠かせません。改めて町の魅力を発信し、町内事業者とともに取り組んでいく必要性を強く感じました。その媒体として、「YORO SUPPORTER WORLD」という地域ファンクラブが果たす役割を十分に発揮できるのではないかと考えました。
     
    養老町はふるさと納税に町外の方から支援していただいています。全国どこの自治体でも人口減少は課題で、養老町だけ人口が増えるということはありません。それに代わるものとして、町外に出ていかれた養老町出身の方などいろいろな方が町のサポーターになってくれる、そういうふるさと愛みたいなものから地域ファンクラブというアイデアが生まれました。


    町内事業者はフレンドシップサポーターに

    町として来訪者の増加のために取り組んでいることがたくさんあります。町内事業者には、この取り組みに協力していただけるフレンドシップパートナーになっていただき、来訪者に割引やクーポンなどの特典を用意していただいています。また、事業者と一緒に取り組むことで地域経済の好循環を生み出していきたいとも考えています。


    始まったばかりの事業は今後の伸び代に期待

    2023年1月に始まったばかりのため現時点での評価は難しいのですが、山で言うと5合目ぐらいです。今後はほかの事業ともうまく連動させながら、より積極的な町のPR、事業者との連携による地域経済の活性化を図っていきたいと考えています。また、サポーター、パートナーいろんな方にご支援をいただき、さまざまな角度から発信していきたいと思います。


    withコロナの観光は自然に囲まれたアウトドアを

    養老町は岐阜県の南西部に位置し、緑豊かな自然と歴史のある町です。観光資源の一つである養老公園には広大な芝広場があり、withコロナに最適な空間を有しています。最近ではキャンプ場も整備され、自然の中でアウトドアを楽しむことができます。また、安くておいしいお肉が食べられる焼肉店が並ぶ焼肉街道が有名です。テレワーク施設YOROfficeもオープンし、ワーケションにも適していますので、ぜひ皆さんにお越しいただきたいと思います。


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  • 担当者コメント

    伊藤 良彦
    岐阜県養老郡養老町
    総務部企画財政課
    伊藤 良彦
    町内事業者とのつながりを再構築

    事業を通じ町内の事業者さんと直接お話をするなかで、コロナ禍で苦労された話など、皆さんの思いを受け止めることができました。町のほうから動いて一緒に取り組んでいくことに対しては好意的に捉えていただいている事業者さんも多く、まだまだこれからですがおもしろいことをやっていきたいと思っています。コロナ禍で営業時間やお酒の提供の自粛など、抑えてくださいというお願いばかりだったので、前向きにやってきましょうという話ができてとてもよかったです。町内の連帯感や一体感を持てるようになり、今後に向けて取り組みや連携を強化できるかなと思っています。


    情報発信が今後の課題

    ターゲットの中心になるのは、町外、県外にお住まいの方なので、紙媒体ではなくインターネットでのPRを行いました。遠方からでも気軽に登録できるように、登録フォームもウェブ上に用意しています。また、養老乃瀧さんにもPR動画の制作にご協力いただきました。
     
    事業専用のLINEアカウントを取って、友達登録をしてもらえるように呼びかけているのですが、発信方法や見せ方の研究をしながら、皆さんを飽きさせないないよう、うまく伝えられる工夫をしていきたいです。町の公式LINEアカウントはどうしても行政情報のような町民の方へのお知らせ的な内容になっているので、それとは別に事業専用アカウントは皆さんに楽しんでいただける形にしたいと思っています。


    町内外の人々と協力しながら盛り上げたい

    今後は、いろいろな体験ができるツアーやプログラムを組み、発信、そして、実際に来て楽しんでいただけるようにしていきたいです。
     
    また、人口減少していくなかで、住民の活動も規模が縮小するという流れはあるのですが、活気は失ってはいけないと思っています。町内外の方の力を借りながら一緒に盛り上げ、だんだんとステップアップしていきたいと思っています。町外の方にも養老町の活動に興味をもっていただき、参加、協力していたいただける方向に持っていきたいと思っています。


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