事業紹介
地域の看護師等支援事業
島根県知夫村
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- 自治体ピックアップ事業
- 活用事例集事業
- 地域未来構想20
- オープンラボ
事業の概要

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事例集番号
6
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地域未来構想20
⑩医療
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事業実施時期
令和2年5月~令和3年3月
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総事業費
2,495千円
日本国内で、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、島根県においても感染者が発生している現状である。
本村は医療体制が脆弱であることに加え、感染者が出た場合の本土搬送が難しいという離島が故の地理的弱点を抱えた中で、住民の生命・安全を守るための対策を講じる必要性が生じている。
基本的な感染対策として、訪問診療実施や衛生管理等を徹底する。診療体制の整備や患者発生時の対応として、感染者搬送訓練や宿泊療養施設の対応、感染症対策会議を開催している。よって、医療従事者や感染対策へ関わる職員の負担が増大している。
このため、会計年度任用職員等による診療所の清掃作業実施や、防護服を着用し感染症の疑いのある患者との接触をした者等に対する特殊勤務手当の支給、寮職員による県外から帰村した学生の経過観察の実施、島外からの代診医師の確保等により医療従事者等の負担軽減や継続的な医療体制を確保する取り組みを進める。
事業の背景
本村は離島の小さな自治体で、1つの診療所が村の医療を支えている。感染者発生時には、島根県が確保する療養施設までヘリ搬送が必要だが、天候・夜間等で搬送が困難な場合や、PCR検査実施から結果が出るまでに2日程度要すため、村単独で療養施設を確保する必要がある。長期に及び感染対策を実施することが看護師等の負担となっている。また、終息の目途が立たず、人の往来が制限される中においても代診医師の確保による医療体制の整備が求められる。