事業紹介

緊急雇用対策農林水産ささえあい事業

鳥取県

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事業の概要

緊急雇用対策農林水産ささえあい事業
  • 事例集番号

    39

  • 地域未来構想20

    ⑮強い農林水産

  • 事業実施時期

    令和2年4月~令和3年3月

  • 総事業費

    71,310千円

飲食業、宿泊業等を中心に新型コロナウイルス感染拡大により休業等の影響を受けている方、仕送りやアルバイトの減少により生活不安となっている学生等に対し、農林水産業で臨時的に従事することで、雇用の維持、生活費の確保に結びつけることができた。
農業分野の人材マッチングにおいては、JAに設置してある農業人材紹介センター(無料職業紹介所)の職員が休業等を行った旅館を訪問し、農業現場での仕事を紹介することで、安心して仕事に取り組むことができた。
雇用された方からは「あまり経験のない外作業は気持ちが良く、農産物の作られている工程を知ることができて勉強になる。店が再開したら素材のおいしさを味わえる調理方法を工夫したい」との声があり、雇用した側からは「農繁期で忙しかったので大変助かった。今回に限らず今後もこの縁が続くことを望む」との声があった。

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事業の背景

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、売上減等の影響を受けた県内事業者が一時休業や規模縮小を余儀なくされる場合にあって、雇用を維持して従業員の生活を守る取組を後押しするための受け皿づくり・環境整備の一環として創設。
特に、人材不足が深刻化する農林水産業において、休業等で生活不安のある者を臨時雇用することで両者のニーズが一致。

  • 有識者コメント

    中川 寛子
    東京情報堂
    代表
    中川 寛子
    この取組を面白いと感じた理由

    第一次産業の、収穫期に作業が集中する問題、そこに外からテンポラリーな労働力を配することの可能性については以前から関心があった。私の周囲には1週間単位などで収穫を手伝いに行く活動に参加している人も多く、双方にニーズがあるはずである。どうして、これを公がやらないのかと思っており、鳥取県の事業はコロナ禍という期間を限定したものではあるものの、そのための一歩として面白いと思った。竹田市、奈義町の取組みとも共通するが、鳥取県を取り上げたのはある程度広い範囲で行ったほうが効果が出やすいのではと考えたからである。
    一次産業従事者が高齢化、減少している現状を考えると、コロナ禍での一時的な施策としてでなく、一次産業のテコ入れとしてだけでなく、地域にこれまでと違う層を呼び込むきっかけとしても十分意味のある施策と考える。


    この取組の特に注目してほしいポイント

    農水省でも「農業労働力確保緊急支援事業」を行っており、今回のコロナ禍での第一次産業での人手不足をきっかけに今後の労働力、働き方全般についての論議が高まるようになればと注目している。
    単に足りない時期にどこかから持ってくるという発想ではなく、凸と凹を上手に組み合わせることによって双方に、地域に良い結果が生まれるように単に一次産業という分野に留まらない発想で、この事業の成果と、今後の(あると祈りたい)展開に期待したい。移住に当たっては仕事が障壁になるというが、複数の収穫期を移動しながら働くというやり方もあるはずと考えている。


    この取組と組み合わせたら相乗効果のありそうな取組

    この事業で旅館の従業員が収穫その他の現場で働いている旨の報道を見たが、観光と一次産業が結びつくことでの相乗効果を期待したい。旅館で農産物の販売が行われる、一緒に商品の開発が行われるなど自然な六次化が起こる可能性はないだろうか。もちろん、観光業以外との連携も含めてであるが。


    この取組をオススメしたい自治体

    一次産業の高齢化、従事者人口が減っている自治体ならどこでも。合わせて地域の人口そのものの減少に危機感を抱いているなら、ぜひ、取り組むべきと考える。つまり、ほぼ、どこででも可能な施策ということである。


    この取組に期待すること

    持続、拡大。せっかくの施策を一時凌ぎにしないよう、どのような利用が行われたのか、よりよくするためにはどうすればよいかなどいろいろな検証を行い、公開していただきたいと思っている。現時点では公開されている情報が少なく、せっかくの取組みがあまり見えていないように思える。


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